コラムcolumn
MRワクチンについての当院の方針
現在、三河地域では麻疹の流行が確認されております。特に1歳より前でMRワクチンを打てない患者さんにおいては、ご心配なことと思います。LINEの方でもたくさん質問を受けますので、MRワクチンについての当院の方針を説明します。
1. 定期接種の対象
MRワクチンは1歳と年長さんの年で打つというのが、定期接種の対象となっております。1歳まで打つことができないのは、1歳までに打ったMRワクチンは抗体の産生が十分ではなく、抗体が早めに低下することが知られているためです。ワクチンの有効性を最大限にするため、1歳を待ってから接種することとなっています。
2. 6ヶ月から1歳未満の接種について
6ヶ月から1歳に関しても、任意接種(自費)としてMRワクチンを接種することはできます。しかし、上述の通りワクチンの抗体産生が十分ではないので、1歳未満で1回目の接種を行ったお子さんも、1歳すぎと年長さんの定期接種は予定通りに進めるべきだと考えております。ただこれは、「1歳未満のお子さんが接種してはいけない」ということではありません。
ご希望の方はお電話でご連絡ください。
3. 親御さんの接種について
小児科クリニックはご家族の健康を守る存在であるべきと考えますので、当院では親御さんに対してもMRワクチンの接種を行っております。
親御さんがMRワクチンを接種することは、以下の理由から非常に重要です:
- お子さんを麻疹から守るため: 今回の流行を受けて、親御さんがワクチンを接種することで、ご自身が感染源となることを防ぎ、特に1歳未満のまだワクチンを接種できないお子さんを守ることができます。
- 風疹の予防: 風疹は妊娠中に罹患すると、先天性風疹症候群として赤ちゃんに心疾患、難聴、白内障などの重篤な後遺症が残る可能性があります。次のお子さんをご希望される方にとって、MRワクチンの接種は将来の妊娠を安全に守るための重要な予防策となります。
親御さんのMRワクチン接種をご希望の方も、お電話でご連絡ください。
現在はワクチンの供給が比較的安定しているので、成人の方も接種していますが、ワクチンの供給が不安定になった場合は、成人接種は中断させていただきます。
ご了承ください。
4. 接種費用について
今回のようなケースではご家族全員で接種を希望される方も多いです。そうするとどうしても高額になってしまうことを考慮し、特例で1回6000円で接種を行っております。

